たった一人の熱狂を読んで
手に取って間もなく
雷撃が脳天を直撃するような感覚を受けた。
こんな、衝撃は、絵画モナ・リザの原画を観たとき以来である。
モナ・リザを目の当たりにした時は、絵に魂がこもっていることが、感じとれたが、
たった一人の熱狂は、まさに、入魂された作品である。
こんなに凄まじい生き方をして、
こんなに華々しい功績を残して、
それでもなお、現状に満足せず、熱狂し続ける様が、豪快に描かれている。
具体的には、
一つ一つの表現に迫力があり、
文章そのものが、生きている。
続いて、内容、構成について、
数々の熾烈な人生のエピソードがノンフィクションで描かれ、それを元にした、教訓が記載されている。
各界の偉人とのエピソードが、事細かに描かれているが、これがまた大迫力である。
実体験が記載されているからこそ、
教訓が意味を持つ。
とにかく、熾烈で、
大胆と繊細の両極端をこんなに十二分に表現されている作品は、まず、お目にかかれない。
また、群を抜いたストイックな生き様には、ただただ脱帽である。
要所において、映画のワンシーン等も描かれているが、その内容もまた興味を惹かれる。
映画 第三の男は、自分は、詳しくないため初めて聞いたが、ぜひ観たいと感じた。ラストの内容がセンセーショナルすぎる。ぜひとも観たい作品である。こういった要所の出来事や、作品が、自分にとってもの凄く魅了される内容が多かった。
こんなに凄まじい生き方を豪快にして、
華々しい功績を残しても、
慢心せず反省を繰り返す姿勢には、
自分という本当に小さな存在に虚しささえ感じた。
ストイックな一面を、
真似しようにも凡人には、到底できない凄まじさを感じた。
自分は、このままでよいのか?
熱狂したくないのか?
熱い思いが蘇る一冊であった。
刺激とか、そんな安い言葉では表せない。
生きたまま、まじまじと瞳孔が開くような思いであった。
ほとんど全てに共感するが、特に、
印象に焼き付いた、人間としての、
器量、懐の深さ、迫力、厚みを感じた点を以下に記載する。
GNOを大切にしろという章において、
人柄や、偉大さを再認識した。
義理、人情、恩返し。
これは、自分も常に心掛けることであり、
人としての基本であり、
人が人である所以である。
過去に人間は、類人猿から、進化する過程で、
理性という最大の武器を獲得した。
これこそが、他の動物には、ない
人が、天より授かった神器である。
GNOを疎かにすることは
すなわち天との契約を破棄することに値する。
その時、
人は退化し、理性を失い類人猿に戻るであろう。
人が生きる上で最も忘れてはならないこと、
それがGNO。
自分も、感謝、尊敬で溢れる方がいるが、
感謝を忘れた日は、ない。
まだまだ全く恩返しできてないが、いつの日か恩返しできるように頑張ろう。
恋愛についても深く触れられている。
思うに、モテたい人は、
この本を読むことにより、たくさんのヒントを得て貴方を理想へと導くであろう。
それは、安いテクニックとかではなく、
漢としての価値を何倍にも高め、魅力ある人間になるための秘伝の書とでも言うべきであろうか。
まだまだ書きたいことだらけであるが、
この続きは、今月のHIUBIのレポートに書こう!